則本復帰の効果絶大で失点大幅減!!―がんばれ楽天イーグルス

頼もしきエースの帰還でどこまで上昇できるか?

こんにちは、akiです。

オールスターも終わりプロ野球は勝負の夏場の戦いに突入しています。

今回は、オールスター明け1週間のイーグルスの戦いをデータで振り返りたいと思います。

※2019年シーズン(OP戦を含む)データ一覧はこちらから!

失点激減!!ついに1試合平均2点を切る!!

まずは、勝敗、安打数、得失点、失策という基本的なデータから見ていきます。

オリックスバファローズ、ソフトバンクホークスと対戦し、ともに3戦中2勝1敗で2カード連続の勝ち越しでした。特に、オールスター前に福岡で3連敗を喰らったソフトバンクを迎えた試合で(欲を言えば3タテが良かったですが)しっかり勝ち越し、首位とのゲーム差をしっかり縮めたことは良かったと思います。

数字に目を向けると、まずヒットの数が1試合平均で8本以上となっており、打線が息を吹き返しています。これは投手力がなかったのを打線でカバーしていた4・5月に匹敵する値です。

しかし、もっとも注目すべきは失点の数です。なんと、一週間の平均失点が2点を切りました。これは開幕以来初めてです。これだけ数字が良くなったのは則本投手の1安打ピッチング(7月16日対オリックス戦)、そして美馬投手のあわや完全試合という快刀乱麻のピッチング(7月19日対ソフトバンク戦)が大きな要因です。ただしこの2人だけでなく、全体的に大敗する試合が減り、しっかり競った中で勝ち切れいている印象があります。

則本投手の復帰により、先発がただ1枚増えただけでなく精神面でもチームに与える影響は大きいでしょう。様々なプレー、特に投手陣のピッチングにはとても良い影響を及ぼしているのではないかと推測できます。

序盤の失点が多すぎる、、、

ただし、今年のイーグルスの唯一で最大の欠点が「序盤の失点が多い」ことです。これがなかなか治らないことが一気に順位が上がらない原因なのではないかと思います。

こちらは私が独自に指標を決めて取っているデータを求めたものです(独自指標についての詳しい解説はこちらをご覧ください)。青で示した、真ん中の行にある「FIG」の項目を見てください。6試合中4試合で値が「2」以下になっています。

これは、「2回終了時までに失点している」ことをあらわします。また値が0点台の試合が2試合ありますが、これはは初回に失点していることを表します。

さらにその右側の欄、「FIG-FIR」の項目を見てください。これはイーグルスの1点目の得点と相手の1点目の得点のどちらが早かったかを示すものです。プラスならイーグルスが先制していて、マイナスなら相手が先制しています。

マイナスの試合が3試合、「0」の試合が1試合あります。つまり、「なかなか先制できない」のです。

投手陣もそろって、打撃陣も復調気味なのですが、どうしても先行逃げ切りの戦い方ができないというのが「逆転のイーグルス」の裏に隠された問題です。常に追いかけるというのは選手にかかるプレッシャーが大きくなります。これから本格的な夏を迎えるにあたり、こういった精神的負担が徐々に選手のプレーの質を下げていく可能性もあります。

これだけの投手陣と打撃陣がいるのですから、しっかりと先制して「先行逃げ切り」で勝ちに行くことを目指すべきだと思います。

今日は則本投手が先発。ぜひそういうがっちりした強いチームの勝ち方をしたいですね!

お読みいただきありがとうございました。

2019年シーズン(OP戦を含む)データ一覧はこちらから!

独自指標についての詳しい解説はこちらをご覧ください。

データはYahooが提供するアプリ「スポナビ 野球速報アプリ」にて提供される情報を基にしています。ダウンロードはこちらから。

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