2020年で最も素晴らしい音楽との出会いでした。
こんにちは、akiです。2020年もあとわずか。今年はなかなか更新できなかった「今日の一曲」のコーナーですが、年が明けてしまう前に私が2020年に新たに出会った音楽の中で最も素晴らしいと思ったものを紹介したいと思います。
今日紹介する楽曲はこちら↓
「Recover」 by The Naked And Famous
The Naked And Famousオフィシャルサイト
今回の記事で紹介するのは、ニュージーランド発の2人組バンドThe Naked And Famous(ザ・ネイキッド・アンド・フェイマス)から、2020年に発表されたアルバムの1曲目に収録されている「Recover」という曲です。ちなみに、アルバムのタイトルも同じ「Recover」となっています。
ゆっくりと流れていくようなメロディと歌声
この曲の特長はゆっくりと流れ行くように進むメロディと、ボーカル・アリサの歌声との絶妙な化学反応です。さらには、何度も繰り返されるサビの部分ではギター担当のトムの声も重なり、非常に聴きごたえのある音になっています。気持ちよく音に埋没でき、最高の気分になれました。
多くの人が、自分のせいでもないのにいろいろなことに振り回された2020年。年の瀬を少しでもゆったりした心持ちで迎えたいという方にはオススメの楽曲です。
「喪失と回復」がテーマの歌詞
この「Recover」という曲、そしてこのアルバム全体は「喪失と回復」を歌っています。さきほど述べたとおり、この曲の中では曲の冒頭から何度も繰り返されるサビの部分がとても素晴らしいのですが、その歌詞もとても良いです。
I can’t replace the loss of my mother
Genius lyrics, https://genius.com/The-naked-and-famous-recover-lyrics
I can’t erase the loss for my father
I can’t replace the loss with another
But I can regain myself and recover
I can regain myself and recover
このサイトは一語一句を翻訳することはしないのですが、
「結局失ってしまったものは、何をどうしても、埋めたり、何とかして気を紛らわしたり、なかったことにしたりすることはできない。でも、たとえその喪失を一生埋められないとしても、打ちひしがれた自分自身をもう一度取り戻していくことはできるんじゃないか」
という思いが込められているように感じます。希望を描く曲は数あれど、この、何をしても喪失を埋められないという絶望から出発していくというのが私はとても良いなと思いました。
2020年、私たちは様々なものを失った
さて、2020年の実際の私たちの生活を振り返ると、至る所から、これまでとは比べ物にならないほど大量のもの(そして人)が失われてしまったように思います。
たしかに、必ずどこかの場面で我々は(あるいは我々の世界は)復活するのかもしれません。しかし、それをいわゆる「スクラップ・アンド・ビルド」のように正当化したくはないなと思います。
今年、われわれが経験した果てしない喪失は、これから先どんなものに代替されようとも永遠に埋まることはありません。絶望的状況です。でも、もしかしたら、この絶望から始まる回復こそ、私たちが人間たりえる、私たちが取り戻すべきものを指し示しているのかもしれません。
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お読みいただきありがとうございました。
私は、easyが好きです。
英語がよくわかんないけど。
歌詞が好きです。
歌詞の意味があってるかわかんないけど。
ネイキッド アンド フェイマス
いいですよね。
tomさん、
コメントありがとうございます!
言葉の意味が分からなくても伝わるのが音楽の良さだと私は思ってます!
Naked And Famousは本当にいいですよね!