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先発陣の底上げ必須!!データで見えてくる楽天イーグルス逆襲の展望

「序盤の失点」は防げたか?

こんにちは、akiです。

楽天イーグルスは、5月に入りかなり厳しい戦いを強いられています。ゴールデンウィークの戦いをデータで振り返った記事でも書いた通り、最大の問題は「序盤の失点」です。

序盤の失点によって主導権を握ることができず常に追いかける展開となり、自慢の打線も2,3点差までは追い上げられるけれど同点や勝ち越しには持って行けない。このようなゲームが今月に入ってから何試合も続いています。

喫緊の課題は、序盤の失点を防ぎ、好調の打線がいかんなく発揮される状況を作ることです。5月第2週ではどうだったのでしょうか。

・「序盤の失点」は防げなかった


データ上の結論から言うと、全く防くことはできませんでした1試合当たりの平均失点(真ん中白抜き)は5.8で前週からほとんどが変わりなく、1イニングの失点を表す「失点率」の平均(一番右列)0.64444は過去最悪になってしまいました。

この窮地を救ったのが打線です。1試合平均のヒット数12.8本は過去最高で、打線の好調ぶりは全く衰えることがありません。これがなければ仙台での対ソフトバンク戦の2試合連続サヨナラ勝ちを含め、1週間を勝ち越しで終えることはできなかったでしょう。

・「序盤の」失点も増えてしまった


失点自体が防げなかったことは先程書きましたが、同様に前週の記事で指摘した「序盤の」失点もやはり防ぐことはできませんでした。私の独自指標をみるとそれがわかります。

「FIG」は5試合中4試合で1未満であり、これはこれらの試合で初回に失点したことを表しています。「FIG」は大苦戦したGWの9連戦よりも悪く、過去最悪です。一方ではじめに得点したイニングを表す「FIR」は改善1近く改善し、これが(何度も言うようですが)勝ち越しで1週間を終えた最大の要因です。

初回に失点した試合が多かったことにより、一番右の「BIs」(相手にっリードされていたイニングの長さ)もペナント開始以来最悪になっています。

・ディフェンス面の対策を!!!

ここ2週間で、ディフェンス面に多くの綻びが見られます。これからも打線が救ってくれれば勝ち越すこともできるでしょうが、やはり打線はいつまでもあてにできるわけでもありません。

先発ピッチャーがしっかりと試合を作って(あわよくば8回くらいまで投げて)主導権を握っていく試合展開を作っていく必要があります。岸投手が今月末に復帰との情報もありますから、この1,2週間を今いる投手力で乗り切れるかがまずは焦点になります。

個人的には、先発での勝ち星はついていませんが比較的安定した投球を披露している石橋投手、また今年は盤石の投球を見せている辛島投手を軸として、最近ピリッとしない美馬投手が本来の力を出せば、投手陣の中心はできていくのではないかと思います。

今週はがっちり勝ち切る試合が見たい!!

お読みいただきありがとうございました。

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