最後の一週は地獄のロードに、、、
2019年シーズン(OP戦を含む)データ一覧はこちらから!
こんにちは、akiです。3週間の交流戦に入っているプロ野球は2週目を終えました。この時点で、交流戦は6勝5敗で5位、パ・リーグでは首位をキープしています。上々です。
しかし、最後の一週間はかなり過酷なものになります。というのも、6月15日(土)の対広島戦が雨天中止になったことにより、その試合が6月24日(月)の18時から楽天生命パークで振り替えられることになったからです。
これにより、最後の一週間は7連戦となります。加えて、他の6試合はすべてロードのゲームで場所も甲子園と横浜スタジアムと、移動距離もかなりあります。交流戦の最後に正念場が訪れます。
まずは1週間を振り返る
これからの1週間の戦いについて深く入る前に、まずはこの1週間の戦いを振り返ります。ヤクルト、広島の2球団と対戦して3勝2敗という成績でした。

1試合の平均得点は前週(約2.8)より大幅アップ。ただし、これは7本のホームランが出た6月14日の広島戦の11得点が大きく影響していて、惜しいところで一本が出なかった試合も多かったため、単純に「攻撃力が劇的に上がった」と結論付けて良いかはわかりません。
そして、あまり目立っていませんが1週間で失策が一つもありませんでした。1週間で1つも失策がなかったのは、なんと4月9日~4月15日の一週間までさかのぼります。もう2か月も前のことです。
7連戦をしのぐヒントを探そう
冒頭に書いた通り、先週の土曜日の試合が雨天中止となったことで、今週は甲子園→横浜→仙台と移動しながらの7連戦になります。この正念場の1週間を戦うにあたって、試合を勝ち切るためのヒントがデータの中にないか探ってみました。
以下の表は、今週の私が独自にとっている指標のデータです。
(独自指標についての詳しい解説はこちらをご覧ください。)

この中で注目すべきはオレンジ色の部分です。勝った試合は「LIs」の値が他の試合に比べて大きいことがわかります。「LIs」とは9回×2(表裏)=18イニングのうちどれだけリードしていた回があったかということを表しています。
データから言えることは、勝利した3試合は試合中のほとんどをリードした状態で進めていたということです。これは「FIR(その試合で最初に得点した回)」が勝った試合では比較的小さいこととも関連します。
さらに、勝利した3試合は「FIG-FIR」の値が1より大きくなっています。これは、相手が1点目を獲るよりも1イニング以上早く楽天が1点目を獲った、つまり幸先よく先制したということを表しています。
まとめると、勝利した3試合はすべて
1.早い回で先制
2.一度も逆転されることなく勝ち切る
ということができているということになります。
5月の「逆転イーグルス」とは全く違った戦い方が見て取れます。
さらに、前週の交流戦1週目にも広げてこの傾向があるかを見てみます。

こちらも同じように色分けしました。一目見て完璧な一致だと分かります。まるでコピーされたデータを見ているかのようです。勝利した試合はすべて先制してリードを保ったまま勝ち切っています。
もはや逆転イーグルスではない
このデータが表していることは、いまのイーグルスはもはや逆転勝ちで勝つようなチームではないということです。投手陣が(ぶっきらぼうな言い方で恐縮ですが)その場しのぎだった5月とは異なり、岸・塩見投手の復帰をはじめとする投手陣の充実、打線もブラッシュを中心とした厚みのあるものになっています。
もう5月のような戦い方はできないチームになっています。つまり、しっかり腰を据えて闘わなければいけない布陣になってきているということです。5月の7点差や8点差を逆転した試合は確かに見ごたえがありましたが、私たちファンはその幻想を捨ててどっしりと腰を据えて闘う姿を応援しなければいけないのかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。
2019年シーズン(OP戦を含む)データ一覧はこちらから!
データはYahooが提供するアプリ「スポナビ 野球速報アプリ」にて提供される情報を基にしています。ダウンロードはこちらから。