過去の栄光はどこへ―閑古鳥の鳴くシドニー・オリンピックパーク

歓声に代わり静寂だけが包む元五輪会場を訪れる

こんにちは、akiです。

シドニーに留学してから2か月が経ちました。今回は、そのシドニー郊外にある「オリンピック・パーク」について書きたいと思います。この場所を訪れたのは2月です。

<目次>
 ・シドニーオリンピックパークの概要
 ・閑古鳥の鳴く公園を実際に歩いてみた
 ・まとめ

オリンピック会場を一つに集約した巨大公園

シドニーオリンピックパークは、2000年に開催されたシドニーオリンピックの会場として開発されました。シドニー中央駅から列車で約35分(距離は約16キロ)の場所に位置しています。日本で言うと、新宿駅から今度のTOKYO2020大会の会場となる臨海エリアの新木場駅までが距離にして15キロ、埼京線とりんかい線を乗り継いでちょうど35分です。

位置関係としてはまさにTOKYO2020と重なります。

一方で、このオリンピックパークには開会式会場、陸上競技場、馬術などを行う会場、バスケットボールやバドミントンの会場、水泳競技場などのほぼすべての設備があります。この点は、千駄ヶ谷の国立競技場をメイン会場としつつ様々な場所を用いる2020年東京大会とは異なります。

オリンピックパーク駅

とにかく閑散としている

訪れる前から、かなり閑散としているのだろうということは予想していたのですが、予想どおりほとんど人はいませんでした。途中まで乗っていた列車にはかなりの乗客がいたのですが、最後に乗り換えたオリンピックパークへ行く列車にはほとんど人がいませんでした。

公園はとても広い道が碁盤の目状に交差し、その間にいくつもの巨大なスタジアムが建てられていました。まさに、多数の観客に対応したオリンピックのために作られた街です。その公園が人を見つけるのが困難なほど静かだというのは、悲壮以外の何物でもなく、よく言われる「オリンピックのあと」をどうするのかという問題を痛烈に突き付けられました。

稼働率は1割にも達していない

この写真は、オリンピックパーク全体で行われる1か月のイベントすべての案内です。もう一度書きます1か月で行われる「すべての」イベントです。これだけしかありません。また、細かく見ていただくと分かりますが、イベントはQudas Bank Arenaをはじめとする特定の会場に集中していて、多くの会場は1か月のうち数日稼働するか全くしないかという状況であることがわかります。

巨大建造物の維持費を考えれば、間違いなくこれは大赤字だということは容易に想像が付きます。

このオリンピックパークは、冒頭に書いた通り(アクセスは良いですが)中心部から少し距離があります。オーストラリアの人気スポーツであるクリケットやオージーフットボールのできるスタジアムは中心部から数キロの「センテニアル・パーク」というところにあるので、わざわざこの場所で開催する理由がないのだと思います。

最後に

シドニー中心部から列車で35分ほどの距離にあるこのオリンピックパークは、大会後のいまは閑散としていました。オリンピックは素晴らしいスポーツ大会でこれからもこの素晴らしい大会で活躍するアスリートの姿は見たいですが、一方でその熱狂にかまけることなく「その後はどうするのか」ということも考えなくてはならないのだと感じました。

オリンピックパーク駅の前には、シドニー大会後にこの場所で開催された国際大会を記念した碑が埋め込まれている場所がありました。しかし、それも2009年で止まっていて、その先には何も書いてありません。 TOKYO2020大会まではあと1年ですが、この場所は大会後の道が長く険しいことを示しています。

追記:このオリンピックパークを訪れた際に、こんなものを見つけました。4月の「イースターショー」のお知らせです。偶然、私はこのショーに行くことになりました。その際のこのときとは違った様子をこちらで書いていますのでぜひお読みください。

お読みいただきありがとうございました。

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