フツーの失恋ソング、のはずなんだが、、、
こんにちは、akiです!
今回は、最近止まっていた「今日の一曲」のコーナーを更新したいと思います。
取り上げる曲はこちら↓
「Like It Is」
by カイゴ、ザラ・ラーソン、タイガ
ということで久しぶりに取り上げるのは、DJのカイゴとザラ・ラーソン、そしてラッパーのタイガがコラボした「Like It Is」という曲です。今回は、特にザラ・ラーソンの焦点を当てて話したいと思います。
正直、歌詞には全くひねりがない失恋ソングです。「その女の子の連絡先を消してっていったのに」彼氏が消さず、そして「あなたが求めているのは私じゃない」ということで彼氏が去っていく展開です。
Music Videoでは、女性が起きた瞬間に相手がいなくなっていて、すべてを悟り悲しみに暮れたのち、同じく一人になってしまった人たちを呼び寄せてパーティーをする、というこれもまたベタな感じです。
で・す・が、
ザラ・ラーソンが歌うこの曲はそういった「ベタな印象」をあまり感じさせません。彼女の歌声にかかると曲に一気に透明感が出て、曲全体が洗練されたものになるような感じがあります。さらに、彼女の声にはとても力強さのようなものを感じます。
個人的に最も好きなところは、サビの「I don’t know telling it like it is…」につなげていく流れの部分です。少々低めの声でじっくりと聴かせるような声でありながら、カイゴのEDMサウンドにしっかりと絡んで曲全体の雰囲気を高めています。サビ直前のビートが重層的に重なっていくところで、彼女の歌声の良さが最大限に生かされているように思います。
一方で、彼女の声には高音をシャウトするときの破壊力もあります。曲の後半ではコーラスではありますがその片鱗も見ることができます。
シャウトしたときの破壊力を見せつけたのが、クリーン・バンディッドと組んで2018年に発表し、世界中で大ヒットとなった「Symphony」です。こちらもEDMです。この曲は日本でもかなりかかっていた(おそらく今もかかっている、というか今日もラジオでかかっているのを聞いた)と思います。
もちろん、ザラ・ラーソンの声の魅力を存分に引き出しているカイゴのプロデュースが素晴らしいことは言うまでもありません。しかし、この曲で最も存在感を発揮しているのは間違いなく彼女の天賦の歌声だと思います。
彼女自身が出している曲も非常に素晴らしいのですが、なぜかEDMのプロデューサーとコラボしたときに毎回無敵の曲を出してきます。本当にハズレがない。こちらにSpotifyの「This is Zara Larsson」のリンクを貼ります。ぜひ家で手持無沙汰なときに聴いてみてください。そのすごさを体感できるはずです。
ちなみに、今回のカイゴ、先ほど挙げたクリーン・バンディッド以外には「EDMの父」デヴィット・ゲッタとコラボしている「This one’s for you」という曲もあります。こちらも名曲ですのでぜひ。
お読みいただきありがとうございました。
歌詞はGinius Lyrics を参照しました。